top of page
地域防災リーダーアドバンストコース(消火コース)

◆可搬式ポンプの始動

◆メンバーを集める

消火活動に参加する方を集め任部分担を行う任務は少なくても、
リーダー、可搬式ポンプ操作担当、筒先(ノズル)担当、伝令(連絡員)担当
の4人は最低必要です

◆防火水槽の蓋を開ける

TMS002.JPG
TMS003.JPG

コンクリート蓋

​ダグタイル蓋

TMS004.JPG

・防火水槽の蓋穴に金具を差し込み90度回して
​ 二人同時に持ち上げます

< ポイント >
・蓋は重たいので、腰などを痛めないように注意します
・蓋の移動は、(お互いの息を合わせて)慎重に行います
・蓋を置くときは、足を挟みやすいので注意します
・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います

< ポイント >
・蓋は重たいので、腰などを痛めないように注意しましょう
​・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います

親子蓋

​親蓋の開け方

TMS005.JPG
TMS006.JPG

1. ボックスをこの向きで差し込みます

TMS007.JPG

2. ボックスを地面に寝かし蓋を浮かせます

TMS009.JPG

3. 蓋を持ち上げます

TMS010.JPG

4. 蓋を手順に引きます

TMS011.JPG

5. 蓋を引きながら回転させます

子蓋の開け方

TMS012.JPG

1. ボックスを蓋穴に差し込み持ち上げ、蓋を引きながら
​ 回転させます

< ポイント >
・子蓋は軽く、一人で簡単に開閉できます
・また、転落危険も少なくなります
・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います

◆吸管の設置

TMS013.JPG
TMS014.JPG

吸管を結合する

< ポイント >
・吸管は巻いて収容しているので、まっすぐの状態に
 伸ばします
・吸管の結合は、2人で行うと簡単に行えます
・吸管を把持している人は接続している人の動きに
 合わせて、吸管を少し持ち上げるようにします
・吸管はしっかりと締めていないと空気が入り、水を
 汲み上げることができない場合がありますので、
 確実に締めます
・ストレーナを「カチッ」と音がするまで吸管に押し込み
 取り付け、外れないか2~3度引っ張って確認します
・籘かごをストレーナに被せ、しっかりとロープで縛り
​ ます

◆吸管を防火水槽などの水源へ投入します

TMS015.JPG

< ポイント >
・吸管投入時、防火水槽への転落危険があるので注意
・吸管の先端が沈んでいるかを確認します
・吸管の先端を底から少し浮かせた状態で、ロープに
 より固定します

◆可搬式ポンプの活用

TMS001.JPG

可搬式ポンプの各部名称

TMS016.JPG
TMS017.JPG

◆燃料コックを開きスロットルを
​ 「始動・吸水」の位置に回す

ポイント
​・エンジンをかける前に放水レバー、ドレーンバルブ
​ が閉まっているかを確認します

◆チョークバルブを閉じる

※チョークバルブが無い機種もあります

< ポイント >
・運転停止後すぐに再始動する場合は、エンジン不調の
 原因にもなるので、できる限りチョークレバーを使用
 しないようにする
・エンジンがかかりにくい場合は、ティクラーを押して、
 キャブレターの中を満タンにします
​・ティクラーがカバーの裏に隠れている機種があります

TMS018.JPG

◆ティクラーを押して燃料を送る

​※ティクラーが無い機種もあります

TMS019.JPG
TMS020.JPG

◆始動ロープを引っぱり、エンジンをかける

< ポイント >
・始動ロープを引く際は、事故防止のために後ろに
 人や物が無いかを確認します
・可搬式ポンプの底部を足で押えて固定します
・始動ロープを軽く引き、少し重くなった所から
​ 一気に後ろへ引きます

エンジンが始動できない場合
・始動の手順を最初から確認します
・スイッチが運転の位置にあるか確認
・キャブレターに燃料が溜まっていないか
​ (ティクラーを押します)

TMS021.JPG

◆真空ポンプを作動させ吸水する

< ポイント >
​・吸水レバーを引き、排水パイプから水が3~5秒程度
 連続で出ることを確認すれば戻します
・連成計(吸込圧ゲージ)でポンプ内が負圧になって
 いることを確認

吸水出来ない場合のチェックポイント
​・ドレーンコックが開いている →閉める
・放水レバーが開いている →閉める
・吸管を歪んで結合している →正しく結合する
・吸管が緩んでいる →しっかり締める
・吸管が山なりに持ち上がっている
 →吸管をまっすぐ伸ばす
・吸管と水源の落差が大きい(5m以上)
​ →吸水不可の可能性有

TMS022.JPG

◆放水レバーをゆっくり開き放水を開始する

< ポイント >
・放水レバーを急激に開けると、筒先(ノズル)担当
 が転倒するなど事故に繋がる可能性があります
​・放水圧力は、使用するホース本数やポンプの性能
 によって違いますが、最初は0.3Mpaに設定し、
 リーダーや各担当者と連携をとりながら、ゆっくり
 と加圧します(最大0.5Mpa)スロットルを急激に
 あげると、筒先(ノズル)担当が転倒するなど
​ 事故に繋がる可能性があります

◆放水

◆ホースを伸ばす

< ポイント >
・ホースは1本20mで、放水場所までの距離を歩数
 などで測ることができれば、使用するホースの
 本数がわかり、効率的に伸ばせます
・二重巻きのホースを伸ばす時は、受け金具を確実
 に踏み、差し金具を持ち、前方の安全を確保し、
 のばします
​・ホースが極端に折れたり、ねじれた状態では十分
 な放水量が得られない場合があるので注意します
・ホースの筒先の接続は「カチッ」と音がするまで
 確実に押し込み、数回引っ張って抜けないかを
​ 確認します

◆放水します

・ホースを伸ばし筒先を接続したら、筒先(ノズル)
 担当は筒先を把持します
・伝令(連絡員)担当はその後方でホースを把持し、
 しっかりと筒先(ノズル)担当の補助をします
・リーダーは全体を確認し、放水の準備ができたら
 片手を大きく旋回させながら、「放水はじめ」の
 合図を手信号と命令で可搬式ポンプ操作担当に
 送ります
・距離が離れている場合や、障害物等で手信号と号令

 による合図が届かない場合は、リーダーが筒先
 (ノズル)担当の補助を交代し、伝令(連絡員)に
 伝令を指示します
・伝令(連絡員)が戻れば、筒先の補助を交代します

ポイント
・接続金具や、ホースから漏水があれば危険です
 ので、一時停水しホースの交換などの対処をした後
 放水を再開します
・一度通水すると、ホースは1本当たり70kg以上の
 重さになるので、別の消火活動場所に移動する場合
 は、ホースの水を抜いてから移動します
・筒先(ノズル)担当は、ゆっくりと筒先(ノズル)
​ の開閉操作を行います

◆停水・収容

・リーダーは手を水平に振り、可搬式ポンプ操作
​ 担当者に手信号と号令で停水を指示します
・距離が離れている場合や障害物等で手信号と号令に
 よる合図が届かない場合は、リーダーが筒先
 (ノズル)担当の補助を交代し、伝令(連絡員)
 担当へ「停水」を指示します
・可搬式ポンプ担当者は、スロットルを戻し放水
 レバーを閉鎖します
・停止スイッチを操作してエンジンを停止します
・水が止まればホースの水を抜き収容します
・その後、ケガなどの異常がないかを確認します

bottom of page