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地域防災リーダーアドバンストコース(消火コース)
◆可搬式ポンプの始動
◆メンバーを集める
消火活動に参加する方を集め任部分担を行う任務は少なくても、
リーダー、可搬式ポンプ操作担当、筒先(ノズル)担当、伝令(連絡員)担当
の4人は最低必要です
◆防火水槽の蓋を開ける
コンクリート蓋
ダグタイル蓋
・防火水槽の蓋穴に金具を差し込み90度回して
二人同時に持ち上げます
< ポイント >
・蓋は重たいので、腰などを痛めないように注意します
・蓋の移動は、(お互いの息を合わせて)慎重に行います
・蓋を置くときは、足を挟みやすいので注意します
・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います
< ポイント >
・蓋は重たいので、腰などを痛めないように注意しましょう
・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います
親子蓋
親蓋の開け方
1. ボックスをこの向きで差し込みます
2. ボックスを地面に寝かし蓋を浮かせます
3. 蓋を持ち上げます
4. 蓋を手順に引きます
5. 蓋を引きながら回転させます
子蓋の開け方
1. ボックスを蓋穴に差し込み持ち上げ、蓋を引きながら
回転させます
< ポイント >
・子蓋は軽く、一人で簡単に開閉できます
・また、転落危険も少なくなります
・蓋を開放した後は、転落しないように防護措置を行います
◆吸管の設置
吸管を結合する
< ポイント >
・吸管は巻いて収容しているので、まっすぐの状態に
伸ばします
・吸管の結合は、2人で行うと簡単に行えます
・吸管を把持している人は接続している人の動きに
合わせて、吸管を少し持ち上げるようにします
・吸管はしっかりと締めていないと空気が入り、水を
汲み上げることができない場合がありますので、
確実に締めます
・ストレーナを「カチッ」と音がするまで吸管に押し込み
取り付け、外れないか2~3度引っ張って確認します
・籘かごをストレーナに被せ、しっかりとロープで縛り
ます
◆吸管を防火水槽などの水源へ投入します
< ポイント >
・吸管投入時、防火水槽への転落危険があるので注意
・吸管の先端が沈んでいるかを確認します
・吸管の先端を底から少し浮かせた状態で、ロープに
より固定します
◆可搬式ポンプの活用
可搬式ポンプの各部名称
◆燃料コックを開きスロットルを
「始動・吸水」の位置に回す
ポイント
・エンジンをかける前に放水レバー、ドレーンバルブ
が閉まっているかを確認します
◆チョークバルブを閉じる
※チョークバルブが無い機種もあります
< ポイント >
・運転停止後すぐに再始動する場合は、エンジン不調の
原因にもなるので、できる限りチョークレバーを使用
しないようにする
・エンジンがかかりにくい場合は、ティクラーを押して、
キャブレターの中を満タンにします
・ティクラーがカバーの裏に隠れている機種があります
◆ティクラーを押して燃料を送る
※ティクラーが無い機種もあります
◆始動ロープを引っぱり、エンジンをかける
< ポイント >
・始動ロープを引く際は、事故防止のために後ろに
人や物が無いかを確認します
・可搬式ポンプの底部を足で押えて固定します
・始動ロープを軽く引き、少し重くなった所から
一気に後ろへ引きます
エンジンが始動できない場合
・始動の手順を最初から確認します
・スイッチが運転の位置にあるか確認
・キャブレターに燃料が溜まっていないか
(ティクラーを押します)
◆真空ポンプを作動させ吸水する
< ポイント >
・吸水レバーを引き、排水パイプから水が3~5秒程度
連続で出ることを確認すれば戻します
・連成計(吸込圧ゲージ)でポンプ内が負圧になって
いることを確認
吸水出来ない場合のチェックポイント
・ドレーンコックが開いている →閉める
・放水レバーが開いている →閉める
・吸管を歪んで結合している →正しく結合する
・吸管が緩んでいる →しっかり締める
・吸管が山なりに持ち上がっている
→吸管をまっすぐ伸ばす
・吸管と水源の落差が大きい(5m以上)
→吸水不可の可能性有
< ポイント >
・放水レバーを急激に開けると、筒先(ノズル)担当
が転倒するなど事故に繋がる可能性があります
・放水圧力は、使用するホース本数やポンプの性能
によって違いますが、最初は0.3Mpaに設定し、
リーダーや各担当者と連携をとりながら、ゆっくり
と加圧します(最大0.5Mpa)スロットルを急激に
あげると、筒先(ノズル)担当が転倒するなど
事故に繋がる可能性があります
◆放水
◆ホースを伸ばす
< ポイント >
・ホースは1本20mで、放水場所までの距離を歩数
などで測ることができれば、使用するホースの
本数がわかり、効率的に伸ばせます
・二重巻きのホースを伸ばす時は、受け金具を確実
に踏み、差し金具を持ち、前方の安全を確保し、
のばします
・ホースが極端に折れたり、ねじれた状態では十分
な放水量が得られない場合があるので注意します
・ホースの筒先の接続は「カチッ」と音がするまで
確実に押し込み、数回引っ張って抜けないかを
確認します
◆放水します
・ホースを伸ばし筒先を接続したら、筒先(ノズル)
担当は筒先を把持します
・伝令(連絡員)担当はその後方でホースを把持し、
しっかりと筒先(ノズル)担当の補助をします
・リーダーは全体を確認し、放水の準備ができたら
片手を大きく旋回させながら、「放水はじめ」の
合図を手信号と命令で可搬式ポンプ操作担当に
送ります
・距離が離れている場合や、障害物等で手信号と号令
による合図が届かない場合は、リーダーが筒先
(ノズル)担当の補助を交代し、伝令(連絡員)に
伝令を指示します
・伝令(連絡員)が戻れば、筒先の補助を交代します
ポイント
・接続金具や、ホースから漏水があれば危険です
ので、一時停水しホースの交換などの対処をした後
放水を再開します
・一度通水すると、ホースは1本当たり70kg以上の
重さになるので、別の消火活動場所に移動する場合
は、ホースの水を抜いてから移動します
・筒先(ノズル)担当は、ゆっくりと筒先(ノズル)
の開閉操作を行います
◆停水・収容
・リーダーは手を水平に振り、可搬式ポンプ操作
担当者に手信号と号令で停水を指示します
・距離が離れている場合や障害物等で手信号と号令に
よる合図が届かない場合は、リーダーが筒先
(ノズル)担当の補助を交代し、伝令(連絡員)
担当へ「停水」を指示します
・可搬式ポンプ担当者は、スロットルを戻し放水
レバーを閉鎖します
・停止スイッチを操作してエンジンを停止します
・水が止まればホースの水を抜き収容します
・その後、ケガなどの異常がないかを確認します
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